運営システム
加えて、こんな点も知っておく必要があろう。
トム・グリーンフィールドクラブによると、共有制クラブの会員には施設修繕の義務がある。
なぜならば、施設の所有者は預託金制のクラブのようにクラブ(ディベロッパー)ではなく、会員全員であるからだ。
つまり、自分のモノは自分の金で修繕しろ、ということになる。
一般にはそうした施設の管理や修繕のため、管理費や修繕積立金を年間6万ゐ万円程度会員は負担しているケースが多い。
また、リゾート施設の利用についても預託金制とは違った一面を持っている。
クラブ所有のリゾート施設を、好きなときにいつでもどこでも基本的に利用できる預託金制の多くのクラブに対し、共有制の多くは利用制限を設けているところが一般的だ。
制限の中身は二つあり、ひとつは利用回数で、もうひとつが利用施設である。
仮に、ある共有制クラブの会員になったとしよう.そのクラブは最近増えてきたチケット制を採用している。
『会員になると、年間チケットとして四〇枚のチケットがもらえる。
チケットは一枚使用につき一室一泊が可能』つまり、四〇枚で年間四〇泊までは、施設を利用できることになる。
換言すれば、年間四〇泊で利用を基本的に制限していると考えられるが、現在の平均的なリゾートクラブ会員の年間利用日数レベルからしたら、四〇泊は十分余裕あるのも事実。
トム・グリーンフィールドクラブによると、このクラブは、四〇枚のチケットのうち三二枚を自分の共有持分権のあるクラブで使うよう指定していた。
したがって、残りの八枚のチケットで、他のリゾート地のクラブ施設を使ってくださいとなっている。
これが、利用回数制限と利用施設制限の中身である。
一般的にはフランチャイズ方式と呼ばれるこのシステムは、前述したように最近の共有制クラブに多くみられる特色のひとつ。
一方、全国どこでも自由に施設利用可能といった、預託金制クラブに多い利用システムは、全国共通方式と呼ばれている。
またその他にも、ひとつのロケーションに限定してリゾート施設開発を行う地域限定方式というのもある。
草津に施設を持つクアパーク倶楽部(預託金制)や河口湖のフィットリゾートクラブ(預託金制)などがよく知られているもの。
特定地域でのこだわりレジャー派に人気の高い運営システムだ。